言語地図

四国地方言語地図

2016年度徳島大学大学院総合科学教育部博士後期課程の「総合科学実践プロジェクトⅡ」の取組として「四国地方における方言通信調査」(以下,四国調査とする)を実施しました。

ここでは,四国調査の調査概要ならびにその成果物として「四国地方言語地図」を掲載しています。

 

<総合科学実践プロジェクトⅡ担当者>

徳島大学大学院総合科学教育部地域科学専攻博士後期課程

塩川奈々美,山口和則,吉岡一洋,香川哲

 

指導教員

岸江信介・浜野龍夫・依岡隆児

 

成果物:

『平成28年度総合科学実践プロジェクトⅡ研究成果報告書 四国地方における言語地理学的研究』(2017年1月31日,徳島大学大学院総合科学教育部 授業レポート)

言語地図データ


調査概要

(1)調査時期

(調査依頼期間)2016年6月~2016年8月

( 返  送  期 間 )2016年7月~2016年11月

 

(2)調査方法

 調査は電話依頼を行った上で調査票と返信用封筒を送付する通信調査を行った。調査依頼をお引き受けいただいた自治体や日本郵政各地支店の担当者に,調査票と返信用封筒を送付し,回答者にお渡しいただくよう依頼した。依頼先によっては担当者が取りまとめを行い,返送してくださった。また本プロジェクト担当者によって,漁協組合等団体に直接依頼し,調査票と返信用封筒をお渡しする形もとった。

 調査依頼作業には,プロジェクト担当者4名のほか,徳島大学総合科学部開講科目「日本言語演習」や共通教育科目「日本語の音声」を履修する学生の協力を得た。また,徳島県三好市池田町や東祖谷山村の一部データ収集には村上敬一氏(徳島大学)の協力を得た。

 

(3)調査対象者

 調査対象者の条件は「土地の生え抜き(生まれも育ちもその土地)である55歳以上の人物(男女不問)」とした。

 返送されてきた調査票の中には生育地(生まれ育った土地)が現住所(現在住んでいる場所)と異なる人物も一定数含まれていたが,住所を確認し,生育地と現住所の県が同一であれば採用することにした。

 

(4)有効回答者数

徳島県:255名(男性:女性=118:137)

香川県:192名(男性:女性=119:72,性別不明1名)

愛媛県:180名(男性:女性=117:62,性別不明1名)

高知県:156名(男性:女性=71:85)

全 体:783名(男性:女性=425:356,性別不明2名)

 

(5)調査項目一覧